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「YOU ARE MY SUNSHINE」 2005 韓国
韓国でヒットした映画とのこと。どちらかが病気で死ぬのでしょうか…。
牧畜を営む田舎のさえない中年男。若い女性に一目惚れ。ソウルからこの村にやってきたようで、昼は喫茶店(出張サービスあり)、夜は水商売をしている。彼は彼女に猛アタック。素朴な優しさに彼女も惹かれていき結婚。何があっても死ぬまで愛し続ける。それを実行します。彼女はHIV陽性。その検査結果を彼は彼女に伝えられず、彼女はそれを知らないまま彼から身を引きます。そしてもとの仕事に。警察に捕まった時は、HIV患者が1年間売春をしていたということで社会への復讐とされ2年半の刑期に。出所し、そこには…。実際にあった話の映画化。途中、ところで彼は感染しているのかどうか、その後も…明かされず、最後の最後歌が終わった後、現在二人ともエイズを発病していません、とだけあります。

「Y/Our Music」 2014年製作/タイ/作品時間82分 監督:ワラーラック・ヒランセータワット、デヴィッド・リーヴ 本作は、タイの農村から都市へと連なる音楽とその原風景をとらえた音楽ドキュメンタリー。作品では、タイの様々な地域や世代をつなぐ伝統音楽や労働歌、モーラムやインディーミュージックに耳を傾ける。9人のミュージシャンが自分たちの音楽を静かに語り、カメラはそのルーツとなる原風景を探る。それは赤い塵雲の中で奏でられる伝統楽器、収穫を待つ間に口ずさまれる労働歌、DJがかけるイサーン音楽の7インチレコード、楽器を弾けないバンドによるアンダーグラウンドミュージック、全てが都市の騒音や農村の風の音と共に調和を持って響く。ミュージシャンたちはメインストリームになることがなくとも自分たちの音楽を頑なに信じ、試行錯誤を繰り返し、そして次の世代を教育する。全く別々の音楽の世界に住んでいる彼/彼女らを繋ぐのはまさにその絶え間ない情熱なのだ。

 

アジアのグローバル化が進む20世紀以降、音楽の交流も加速し、タイには欧米音楽の強力な波が押し寄せました。外国からの音楽文化の流入は、地方独特の音楽文化をも飲み込んでいきます。一方で、そうした地方で育まれた民族音楽が、新たな進化を遂げています。タイ東北部のイーサン地方で育まれてきた「モーラム」と呼ばれる伝統的な民族音楽は、古来の信仰や儀式と結びついて受け継がれてきたもので、その内容は生活の貧しさや社会・政治への批判、また恋愛や人情まで、市井の人々の思いをありのままに伝えるものでした。そうした独自の民族音楽が、外国から流入してきたクラブジャズやソウル、ラテンのエッセンスを融合させながら、新たなスタイルとしてタイの若者たちに支持されはじめているのです。こうした音楽文化の進化は、タイのみならず至る所で起きています。そして私たちの身近な音楽が、どのようなルーツをたどって現代に至り、どこへ向かっていくのかを考えさせてくれます。

「友罪」 2017年 製作国:日本 監督:瀬々敬久 出演:生田斗真、瑛太、夏帆

元ジャーナリストの益田は、自らの経歴を一切語らない鈴木と同じ寮で暮らし始める。次第に友情を育んでいくふたりだが、鈴木の過去が明らかになっていく。益田もまた過去に友人を死なせてしまった過去あり、その他、問題を抱える人々がいて。

だから何なんだろう。

「ユージュアル・サスペクツ」 1995年 製作国: アメリカ 原題:THE USUAL SUSPECTS 監督:ブライアン・シンガー 出演:ガブリエル・バーン、スティーヴン・ボールドウィン、チャズ・パルミンテリ、ケヴィン・ポラック、ピート・ポスルスウェイト、ベニチオ・デル・トロ

船舶の炎上事故を調べていた捜査官クラインは尋問していたヴァーバルから奇妙な話を聞かされる。6週間前に銃器強奪事件の容疑者として集められた5人が、釈放後、協力して宝石強奪を決行。ブツをさばくためにLAの故買屋と接触した5人は、そこで新たなヤマを依頼されるが、宝石と聞かされていた獲物は麻薬で、トラブルから相手を射殺してしまう。そして彼らの前に、伝説のギャング"カイザー・ソゼ"の右腕と名乗る弁護士が現れたというのだ。"カイザー・ソゼ"とは?"カイザー・ソゼ"は何者?観ている人も騙されます。

「ユナイテッド93」 2006年
ユナイテッド93便は911で唯一ターゲットを遠く離れ墜落した飛行機。感情移入せずにさらっと作られている。それだけに重いのかも。劇場でしっかり観るべきフィルム。ドキュメンタリーを観ている感。フィクションなら乗客は助かっているはず。
映画のメッセージは、敏速な対応をできなかったアメリカ政府、国防省を非難なのでしょう。

「夕映えの道」 2001 フランス Rue du Retrait

会社を経営する独身の中年女性イザベルは、薬局で老婦人マドと出会う。マドは、ルトレ通りの奥の小さなアパルトマンで孤独にうらぶれて暮らしていた。マドを放っておけなくなったイザベルは、足繁く通うようになる。徐々に自分のことを語り始めるマド。「夫の選択を間違えてしまった。」というマドにイザベルは「私の場合、夫が妻の選択を間違えてしまった。」と。せっかく訪ねてきたのに料理をするイザベルに「料理をしていないでお話しましょう。」また「私が癇癪を起こしても本気で取らないで。」イザベルは「あなたの気持ちを受けとめるわ。」マドが「今がいちばん幸せ。」イザベル「あなたの幸せは私の喜びよ。」赤の他人の二人、お世話される側、お世話する側なのにお互いがお互いを必要とする不思議な関係でした。

「郵便配達は二度ベルを鳴らす(ジャック・ニコルソン)」  1981年 アメリカ 原題:THE POSTMAN ALWAYS RINGS TWICE 主演:ジャック・ニコルソン、ジェシカ・ラング 原作:

ジェームズ・M・ケイン

1930年、ロサンジェルスのハイウェイ沿いにあるガソリンスタンドのある安食堂。食堂の女房の体に魅せられた流れ者は、そこで働くことに。ほどなく二人は情事を重ね、女は夫を殺すようにほのめかします。いくらワルとはいえ、怯むのですが、実行へと向かいます。殺人、裁判を乗り越え、やっと二人はうまくいくのか…と思いますが、殺人を犯しておいてそのままというのも。そして不幸はいかにも簡単にぽろりと起こります。ジャック・ニコルソン、ほんとうにハイエナみたいに悪そうに見えます。

「Uボート」 1981 ドイツ

第二次大戦下、基地を出航したドイツの潜水艦U−96。敵からの攻撃を避けるため、深く深く潜水する。気圧に押される船体、重々しく鳴るピンピンという金属音。一難去ってまた一難。爆撃による浸水、修理。そしてやっとこさドイツに戻ると…、連合国から爆撃を受けます。やる気を起こさせるような映画音楽もいい。136分版で鑑賞。

雪の轍 2014 KIS UYKUSU/WINTER SLEEP 監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン 出演:ハルク・ビルギナー

第67回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞世界遺産。カッパドキアを舞台に、ホテルのオーナーで元舞台俳優の主人公と美しい若妻との生活、出戻りの妹との愛憎、家賃を滞納する聖職者一家とのいざこざの話。

世界遺産カッパドキアの「オセロ」というホテルのオーナーである元舞台役者のアイドゥン(ハルク・ビルギナー)は、若くてきれいな妻と、離婚して出戻ってきた妹と暮らす。地元紙に文章を書き、ホテルの客とことばを交わし、見ため充実の日々。ある日、アイドゥンの乗る車めがけ、石を投げ、窓ガラスを割る少年。従者が捕まえ、川で濡れてしまった少年を家まで送ります。代々アイドゥン家所有の貸家に住み続けている聖職者一家の息子で、家賃滞納で、テレビや家具を引き上げたのに腹を立てての行動。アイドゥン至って冷静。子どもの父親は激昂し従者に対応させるのみ。帰宅し、穏やかな夜を迎えると思いきや、彼の書斎のソファーで寝そべり読書する妹と討論…というか口喧嘩。ふと居合わせた妻の会合にけちをつけ、それはやっと妻が自己存在を見つけたボランティアだったのだが、それを取り仕切ろうとするアイドゥン。泣く妻。そして妻のボランティアに多額を寄付し、春までイスタンブールに移ると言いだし出発します。が、結局、突如取りやめ、会合に来ていた農家を訪ね、酒を酌み交わします。会合に来ていた教師(なんとなく妻が気があるのではと気になっていた)の実生活を探ります。その間、妻は聖職者の家を訪ね、会話。そして寄付。が、札束を「これは息子が自尊心を傷つけられた分、…、女性がお金を与えて自己満足した分、勘定が合っている。」と数えて…。泣く妻。

農家の家から帰宅し、2階を見上げると、窓に自分を見つめる妻の無表情の顔。ようやく以前から取り掛かろうとしていた「トルコ演劇史」を書き始めるアイドゥン。ひと波乱ありましたが、またいつもの日常がはじまるのかな。人生こんなもん。

「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」 2016年 製作国:チェコ/イギリス/アメリカ 原題:THE ZOOKEEPER'S WIFE 監督:ニキ・カーロ 出演:ジェシカ・チャスティン、ヨハン・ヘルデンベルグ、ダニエル・ブリュール

ユダヤ人300人を動物園に匿い、その命を救った女性を描いた実話。1939年、ポーランド・ワルシャワ、ヤンとアントニーナ夫妻は動物園を営んでいたが、ドイツがポーランドに侵攻。夫のヤンはアントニーナに地下室にユダヤ人を匿う提案をする。ポーランド人もまたたくさんのユダヤ人を助けていたのだ。戦争の映画を観ていると、早く1945年にならないかなと願う。アントニーナの着る服が私好み。

「夢」 1990

オムニバス。8つ?夢を映像化したのかなー。でも自己満足?

「夢売るふたり」 2012 監督:西川美和

東京の片隅で小料理屋を営む貫也と妻、里子。ようやく手に入れた店は、調理場からの失火が原因で全焼。投げやりになってしまった貫也は、不倫相手が交通事故で意識不明になり、手切れ金を受け取り自棄酒を飲んでいた鈴木砂羽と一夜を共にし、手切れ金をもらう。それを知った里子は、くやしさのあまり、彼を使って結婚詐欺をすることを思いつく。ふたりは、孤独な女を相手に巧みな結婚詐欺を繰り返し、店を再開するため資金集めをする。世の中にはこんなに孤独な女がたくさんいるのか。貫也の店をもちたいという夢、それの助けになればと金を工面する女たち。言い出したこととはいえ里子としてはどうなんでしょう。自分よりいい女がでてくる可能性だってあるわけだし。結局、ふたりとも落ちていくのだけれど、それはそれなりで。

「夢追い」 1979 フランス A Nous Deux 監督:クロード・ルルーシュ 主演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャック・デュトロン

強姦されたのをきっかけに男性を破滅させるために娼婦になった女とギャング団の中で育った男が出会い、互いに警察から追われ逃げます。フランス映画は犯罪者主役者が多いです。逃走中の列車の中、逃げおおせて、ビールで乾杯"A Nous Deux"。願掛けしたり、夢占いしたり、乙女チックでもあるふたりです。

「夢は牛のお医者さん」 2014 監督:時田美昭

1987年、新潟県松代町(現・十日町市)の生徒数9人の小学校に3頭の子牛がやって来ます。小学校3年生の少女の夢は獣医になることに。それから月日が流れ、大学の合格発表、それから獣医師国家試験の発表。そして仕事に就いてから。写真の牛の頭にぴたっと頭をつける角度が何とも言えずかわいい。こどもの時の画像、それから大人になってから撮りはじめた画像が揃って、この女性の半生を語る映画になっています。

「許されざる者」 1960 The UnForgiven

テキサスの平原の牧場ザカリー家、レイチェル(オードリー・ヘップバーン)が馬に乗ってお転婆ぶり。変な老人がやってきて、彼女の出生の秘密をぽろりしゃべっていく。そして大好きな兄ベンが遠くから帰ってくる。近所の人たちとのパーティ、レイチェルはそこの男と結婚するらしい。が、彼女は先住民カイオワから奪った娘であることが明らかになって。そして先住民族が家を襲う。一家でレイチェルを守ろうとし、あらあらと思っているうちにベンとレイチェルはキスをするし。レイチェル以外の家族はブロンドでブルーアイ。オードリーなら先住民の役もOKっていうこと?

許されざる者」 1992 Unforgiven 監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマン

悪行から足を洗ったウィリアム・マニーは相棒たちと、娼婦に傷を負わせ賞金をかけられた無法者を討つ旅に。保安官ビル(ジーン・ハックマン)は賞金稼ぎたちを痛めつけていて、許されざる者って誰という感じ。反暴力を謳っている映画です。観たことのあるシーンが出てきて、過去に観たはず。(2013年日本版リメイク上映のためBSJチャンネルで放送を鑑賞)

許されざる者 製作年:2013年 製作国:日本 .DVD Blu-ray . クリント・イーストウッド監督・主演作『許されざる者』を『悪人』の李相日監督が日本映画としてリメイク。明治維新期の北海道を舞台に、かつて「人斬り十兵衛」として恐れられた男が再び戦いに身を投じていく。渡辺謙、佐藤浩市、柄本明ら共演。※

「ゆるせない、逢いたい」 2013年 製作国:日本 監督:金井純一 出演:柳楽優弥、吉倉あおい

"デートレイプ"という社会問題を描く。父親を交通事故で亡くし、母と共に新しい街へ引っ越してきた高校生のはつ実は古紙回収業者の隆太郎と出会い、初めての恋に落ちる。が、誤解から、隆太郎は気持ちをコントロールできずに、はつ実を襲う。隆太郎への恋心を完全には打ち消せないまま、心身ともに傷ついたはつ実。彼女は、弁護士である母親にされるがまま、警察に被害届を提出、被害者と加害者という立場で隆太郎と向き合う。表面的な映画。もっと本質に迫らないと。

ゆれる 2006
都内で写真家として活躍する弟(オダギリ・ジョー)は母親の葬儀で里帰り。そこには父親、ガソリンスタンドを継ぐ兄(香川照之)が待っている。そしてモトカノと兄弟は吊橋を渡るのだが。
微妙な兄弟の関係。クール、したいようにしてもててきた弟。地味に生きてきた兄。ふたりの間に漂うことばの駆け引きがおもしろい。しかし、罠をしかけたのは・・・。

「湯を沸かすほどの熱い愛」 監督:中野量太 出演:宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー

持ち前の明るさと強さで娘を育てている双葉が、突然の余命宣告を受けてしまう。双葉は残酷な現実を受け入れ、1年前に突然家出した夫を連れ帰り休業中の銭湯を再開させることや、気が優しすぎる娘を独り立ちさせることなど、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行していく。

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