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「KCIA 南山の部長たち」 2019年製作/114分 韓国 原題:The Man Standing Next 監督:ウ・ミンホ 原作:キム・チュンシク 出演:イ・ビョンホン、イ・ソンミン

1979年に韓国の朴正煕大統領が中央情報部部長キム・ジェギュに暗殺された実話を基に映画化した実録サスペンス。金忠植(キム・チュンシク)によるノンフィクション「実録KCIA『南山と呼ばれた男たち』」を原作に、「インサイダーズ 内部者たち」のウ・ミンホ監督がメガホンをとった。1979年10月26日、大統領直属の諜報機関である中央情報部(通称KCIA)部長キム・ギュピョンが大統領を射殺した。事件発生の40日前、KCIA元部長パク・ヨンガクは亡命先であるアメリカの下院議会聴聞会で、韓国大統領の腐敗を告発した。激怒した大統領に事態の収拾を命じられたキム部長はアメリカへ渡り、かつての友人でもあるヨンガクに接触を図るが……。

実話を元に・・・、ということで韓国大統領暗殺未遂というのは演説中に暗殺未遂、妻が死亡の件は記録にあるが、この事件はどこかしらに飛んでいる。もう1回観てみよう。

「K2 初登頂の真実」 2012年 製作国: イタリア 原題:K2−LA MONTAGNA DEGLI ITALIANI  監督:ロバート・ドーンヘルム 出演:マルコ・ボッチ、マッシモ・ポッジョ、ミケーレ・アルハイク、アルベルト・モリナーリ

1954年、イタリア・ミラノのデジオ教授(ジュゼッペ・チェデルナ)は世界最高峰のエベレストよりも過酷といわれる世界第2位の高峰K2の初登頂を果たすため、最強のアルピニスト・チームを集結。その中のひとり、強靭な足腰と精神力を持つ青年ボナッティ(マルコ・ボッチ)は、厳しいトレーニングを積み、最年少ながら12人の遠征隊の一員に選ばれる。一行はK2制覇に向けて登頂を開始、そこには様々な困難が待ち受けていたが、クライマーたちは闘志と結束力で乗り越えていく。高所でも無類の強さで仲間を支えるボナッティだったが、最終的にデジオが登頂アタックのクライマーに選んだのは、コンパニョ―二(マッシモ・ポッジョ)だった。しかし、ボナッティに初登頂の偉業を奪われることを危惧したコンパニョーニは、ボナッティと合流する予定地が設営に危険だと言い張り、遥かに高い位置にキャンプを設け、酸素ボンベを荷揚げしていたボナッティは、予定地に到着すると疲れ切ったハイポーターとともにビバークを余儀なくされる。一方、コンパニョ―二と彼に選ばれたラチェデッリ(ミケーレ・アルハイク)は、ボナッティが荷揚げした酸素ボンベでK2登頂へ出発し成功。チームがなし得た登頂といっても、ボナッティは不服。タイトルの意味はここにあったのですね。山男と聞けば、正直者みたいな印象があるけれど、名誉欲のためなら人を踏み台にしていく。そしてその後、ボナッティは訴え続けたようです。人間臭い場面もあり、山の映画?と思うシーンもあり。

「ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)」 2012 アメリカ I DON'T KNOW HOW SHE DOES IT

ケイト・レディは、ボストンの投資会社に勤めるキャリアウーマン。結婚、子供、仕事、すべてを手に入れたという設定ですが、そんなかっこよくもないし、魅力的でない。とにかく夫が家事、育児に絶対的に協力的というでき過ぎ夫。結局、ケイトが最終的には家庭を優先にし、会社もそれを認めたという結末。出来合いのパイを手作りに見せるため、一回り大きなパイ皿に入れ、めん棒で無理やり伸ばし、粉糖をバサッと振りかけ、笑えます。

「軽蔑」 1963 フランス 監督:ジャン=リュック・ゴダール Le Mepris

劇作家のポールのもとに、アメリカ人プロデューサーのプロコシュがシナリオの書き直しを依頼。フリッツ・ラングが監督する新作『オデュッセイア』があまりにも難解すぎるから。打ち合わせの後、ポールに妻カミーユ(ブリジット・バルドー)の態度はがらっと冷たくなる。映画のロケのためでかけたカプリ島でもカミーユは心変わりをしたのか冷たい。男女間ってそんなもの。そして悲劇的結末。

「軽蔑」 2011

何かな。やくざくずれで、地元に戻り、ついでにダンサーを連れて。地元の資産家の息子だからそれなりに暮らしていけるのだが、借金をし、悲劇へ。完璧なミスキャスト。鈴木杏、きれいじゃないんだもん。

g@me」 当代きっての美男美女主演映画。藤木直人が、仲間由紀恵から自分を誘拐するよう持ちかけられ、どんでん返し、さらにどんでん返し。なのにラストで急に善人に改心というのは納得いきません。
「刑務所の中」またまた山崎努。拳銃改造が趣味の彼が捕まって刑務所暮らし。そこに待っていたのはめんどうな規則に縛られた生活。そんな彼らの楽しみは食べること。季節感のある食事。これまでそんな食事を食べたこともない服役者もいる。確かにそんな話を、少年刑務所に勤めるHさんに聞いたことがある。これまでお雑煮など食べたこともなかった子どももいるとか。もちろんクリスマス会だってあるとのこと。

「汚れた血」 1986 フランス Mauvais Sang

ハレー彗星が再び近づく近未来、愛なきセックスによって伝染する"STBO"という奇病が蔓延するパリで、男がメトロで死ぬ。友人マルクは金貸しのアメリカ女に殺されたのではと疑うが、マルクも彼女から汚れた金を借りていた。その返済のため、ある製薬会社が開発した"STBO"の特効薬を盗み出そうと計画する。これまたわけのわからぬフランス映画です。

「汚れなき祈り」 2012 ルーマニア 2012年/ルーマニア/フランス/ベルギー Dupa dealuri 152分 監督:C・ムンジウ

2005年、現代のルーマニアの修道院で実際に起きた事件をもとに、悪魔に取り憑かれたとして不条理な運命をたどる少女の姿を冷徹なまなざしでじっくりと描写。ともに映画初出演となる主役の新人2人が、第65回カンヌ国際映画祭で女優賞をダブル受賞したほか、脚本賞にも輝いた。

よくわかりませんでした。

「激流」 1994年 製作国:アメリカ 原題:THE RIVER WILD 監督:カーティス・ハンソン 出演:メリル・ストリープ、ケヴィン・ベーコン、デビッド・ストラザーン、ジョゼフ・マゼロ、ジョン・C・ライリー

週末を利用して家族と川下りに来たゲイルは、そこで陽気な若者ウェイドと知り合う。彼女たちは彼と行動を共にすることにするが、その若者は凶悪犯で。

2018年鑑賞。もはや24年前の作品。当時かなり話題作でした。メリル・ストリープすごい。役のためなら何でもする。

「ケージで暮らす人々」 2018年製作/香港/作品時間25分 監督:フィリップ・コーカール 香港は、市場原理によって金持ちが異様なほど裕福になった街だ。20uのアパートが、約630万香港ドル、日本円で8千700万円以上の価格で売買されている現状は、格差社会をますます深刻化している。香港政府は、貧困層の生活向上を約束したにもかかわらず、むしろ貧困者の数は増加し続け、今や5人に1人が貧困ラインの月4200香港ドル(約54600円)に満たない収入で生活している。ケージのような狭い場所で、極限の生活を送っている人は20万人に上るといわれている。現在、家計を圧迫する家賃と食品価格の上昇が、多くの香港市民を苦しめているという。このような極度の格差社会と、富裕層が権力を持つ香港社会の実態は、民主社会と大きくかけ離れている。香港の住宅事情は、民主化運動に火がつく市民の大きな不満の根本的な原因のひとつと言えるだろう。

中国は「一国二制度」を通じて、香港の政治的独立と自由選挙を2047年まで約束しています。しかし中国政府は、その約束を誠実に守っているとはいえません。現在、議会の一部は市民によって選ばれていますが、政府と行政長官を選任するのは特別評議会で、メンバーの多くは中国政府に忠実な香港の富裕層、実業家たちです。中国政府や香港政府は、香港財界の利益を重視するあまり、市民生活の利益を犠牲にする経済政策を取り続けています。そうした失策が、香港と中国の対立はもとより、香港社会での対立をも生み出しているのです。もはや、中流家庭の大半にとって香港で家を持つことは、ほぼ不可能な状況に陥っています。そうした事態が、若者だけでなく香港市民全体に政治不信を広めているのです。こうした香港の現状からは、香港だけに限らず、中国の政治制度そのものがカネと利権によって支えられていると見ることもできるのではないでしょうか。

「月桂樹洋服店の紳士たち〜恋はオーダーメイド」 韓国ドラマ 出演:イ・ドンゴン、シン・グ、チョ・ユニ、チャ・インピョ、チェ・ウォニョン、ヒョヌ、キム・ヨンエ

マンスル(シン・グ)は自身が運営する歴史と伝統を誇る大切な店'月桂樹(ウォルゲス)洋服店'を息子のドンジン(イ・ドンゴン)に継がせたいと思っていたが、大手ファッション会社に婿入りしたため断られてしまう。一方、マンスルの店で育ち、彼らにとって娘のような存在のヨンシル(チョ・ユニ)は結婚式当日に、新郎が会場から逃げ去ってしまい…。

75分ドラマ×54話!!

ゲット・バック」 2012 アメリカ 監督:サイモン・ウェスト 主演:ニコラス・ケイジ

仲間と共に銀行強盗を成功させ1,000万ドルを奪ったが、逃走中に仲間割れが起き、彼だけが捕まります。そして1,000万ドルは逃走時に証拠隠滅のため焼却していて…。8年後、出所したウィル、最愛の娘を返してほしければ、8年前に消えた1,000万ドルを12時間以内に引き渡せ、というかつての強盗仲間からの身代金要求が。ウィルは、身代金調達のため新たな強盗を計画します。ニコラス・ケージにぴったりの役どころですが、それだけかも。

 

「月曜日に乾杯!」  原題「Lundi Matin」=Monday Morning
フランスの郊外に住み、工場で働くヴァンサン。日常に飽きてふと禁煙の工場に入り込めずヴェニスに。でもそこの暮らしも似たりよったり。しばらく旅を楽しみぶらぶらしてまた元の生活へと戻っていく。たまには息抜きしなくちゃね。

「ゲティ家の身代金」  2017年 製作国: アメリカ 原題:ALL THE MONEY IN THE WORLD 監督:リドリー・スコット 出演:ミシェル・ウィリアムズ、クリストファー・プラマー、マーク・ウォールバーグ、チャーリー・プラマー、ロマン・デュリス

1973年に世界中を震撼させた誘拐事件を元に、リドリー・スコット監督が映画化したサスペンスドラマ。孫・ポールが誘拐され1700万ドルの身代金を要求されたジャン・ポール・ゲティは支払いを拒否。ポールの母・ゲイルはひとり誘拐犯と大富豪と戦うことに。

実話がベース、だから怖いのか。とはいえ、俳優がそれぞれ印象薄い。当初のケビン・スペイシーだったらどうだったのだろう。クリストファー・プラマーだとかなり高齢になってしまった。10億円かけて撮り直しのほうが驚くネタ。

「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」 2013年 製作国:韓国/日本 主演:西島秀俊主演 監督:キム・ソンス

何者かによって記憶を上書きされた主人公が、複雑に絡み合う謎に挑む姿を描く。共演はキム・ヒョジン、真木よう子、伊武雅刀ほか。

「ケープタウン」 2013年 原題: ZULU  監督: ジェローム・サル 製作総指揮: フレデリック・ドニギアン 原作: キャリル・フェレ 出演: オーランド・ブルーム、フォレスト・ウィテカー

ある日、南アフリカのケープタウンで、引退した人気ラグビー選手の娘が殺害されるという事件が発生。2人の刑事ブライアン(オーランド・ブルーム)とアリ(フォレスト・ウィテカー)が刑事。オーランド・ブルームが汚らしい風貌で、びっくり。ケープタウンの都会、海辺の美しさ、砂丘の壮大さ。ズールー族は大多数の部族名。アリはズールー族の名にかけ活躍します。

「獣は月夜に夢を見る」 2014年  製作国:デンマーク/フランス 原題:NAR DYRENE DROMMER/WHEN ANIMALS DREAM 監督:ヨナス・アレクサンダー・アーンビー 出演:ソニア・スール、ラールス・ミケルセン、ヤーコブ・オフテブロ

美しい海岸沿いの村で、父と病気の母と暮らす少女・マリー。ある日、マリーは職場で出会った孤独な青年・ダニエルに恋をするが、マリーの体に奇妙な変化が起こり始める。

ヨーロッパはドラキュラものが好きだけれど、これは思春期になると狼になる少女の話。母親譲りの症状…。

「ゲロッパ」またもややくざもの。もうすぐ収監の組長の西田敏行がジェームス・ブラウンのまねをしてものまね会場をのりのりにさせたり(でもちょっと前重病克服したばかりなのにそんなにダンスで暴れていいの?)、25年前に生き別れの娘と再会したり…。やくざの話って映画ネタになりやすい?

「幻影師アイゼンハイム」 2006 アメリカ・チェコ

エドワード・ノートン主演。19世紀末のウィーンを舞台に、身分の差ゆえに一度は諦めた初恋の女性を巡って、一人の天才幻影師が自らの奇術を駆使して時の皇太子に果敢に立ち向かうイリュージョンが見せ物として隆盛を誇る中、天才幻影師、アイゼンハイムの評判を聞きつけた皇太子レオポルドが婚約者を伴い観覧に訪れる。その婚約者はかつてアイゼンハイムが愛した女性ソフィ。彼らの密会が始まり、皇太子の妨害、そしてソフィ殺し。警視は真実を探ろうとする。幻影師はソフィを助けることができたのかどうか、それは観る人の想像にお任せ。

「検察側の罪人」 2018年 製作国:日本 監督:原田眞人 出演:木村拓哉、二宮和也、吉高由里子、平岳大 原作:雫井脩介

都内で発生した殺人事件。事件を担当するのは東京地検刑事部の検事・最上と沖野。最上は被疑者のひとりに狙いを定め、執拗に追い詰めるが、沖野は最上の捜査方針に疑問を抱き始める。

「健さん」 2016年製作/日本/作品時間95分 監督:日比遊一

2014年11月10日、日本映画のひとつの時代が幕を下ろした。"最後の映画スター"高倉健、逝く――1960年代のプログラム・ピクチャー全盛期に任侠映画のブームを牽引し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させ、主題歌を合唱させ、時には男泣きさせた。スクリーンから発せられる圧倒的な存在感にふれた観客は親しみと敬意を込めて、こう呼びかけた――「健さん!」。しかし我々は"健さん"を本当に知っているのだろうか?日本が生んだ稀代の映画俳優 高倉健。国内外20人以上の証言により、人間・高倉健の美学に迫る、初のドキュメンタリー映画。

生前に限られたインタビューしか受けなかった高倉健。この不世出のスターの素顔は、わずかな情報の中でしか明らかにされていないといいます。彼は何を考え、どう行動し、何を成し遂げてきたのでしょうか?本作では、マイケル・ダグラス、マーティン・スコセッシ、ジョン・ウーといった海外の名優、名匠のインタビューから、映画、そして日本の美学を紐解きます。日本映画の黄金期を彩り、今日もなお活躍し続けるクリエイター陣の証言からは、高倉健の輝かしいキャリアとともに、古き良き日本映画の歴史をも辿っていきます。「どんなに大声を出しても、伝わらないものは伝わらない。むしろ言葉が少ないから伝わるものもある」。高倉健の人生哲学は、今もなお、私たちの心を熱くさせてやまないのです。

「県庁の星」 2006年
織田裕二と柴崎コウの組み合わせでおもしろくないわけないじゃん。キャスティングばっちりです。
原作が漫画だけにいかにもありえないというのは目をつむるとして楽しめました。石坂浩二、佐々木蔵之助の白い巨塔のメンバー出ています。石坂浩二のスーツの色がなんじゃこれっていう色と素材。これは何を伝えたかったのでしょう。成金が着そうな服?土建屋っぽい好み?でも体格も話し方も本人もそんな感じもないし、役柄も議長だし…。

「現金(げんなま)に体を張れ」 1956 The Killing

ジョニーは出所したばかりにも関わらず、競馬場の売上金強奪を企み仲間を集める。仲間のひとりが欲深の妻に漏らす。妻は愛人に。周到な準備の末、いよいよ決行の時が来る。各自の分担がそれぞれきっちりある。が、まず、競馬場の馬を狙うライフルの男、無理を言って駐車場に入れてもらうのだが、駐車場係りがどうも親切で、襲撃時間近くになってもお世話を焼きにくる。そこで、彼は突っぱねるために「ニガー」と言い放つ。駐車場係は差し上げようとした蹄鉄を放る。それが、結局、逃げようとした彼の車のタイヤをパンクさせ、撃たれてしまう。犯人たちが待つ部屋に強欲妻の愛人が収奪金をそっくりいただくためやってくるのだが、撃ち合いとなり、強欲妻の夫だけが生き残る。そして男は自宅に帰り、妻になじられ、射殺。自分も事切れる。そしてジョニー。待ち合わせ場所に異変があったことを知り、現金をカバンに詰め替える。(うーん、この鍵、大丈夫なのかな、と疑心してしまう。開きそうなんだもの。)そして彼女と空港に。しかし、そのカバンは大きくて機内に持ち込めない。しょうがなく預ける。そこに問題の引き金を起こしそうなわんちゃん。空港から飛行機に車で移動中、わんこが吠えて飛び出し、荷物を運ぶ荷車に飛び出す。ハンドルを取られ傾いた車からあのカバンが落ち、蓋が開き、お札が空港内に舞い上がる。ジョニー夫妻は空港から立ち去りますが、警官に気付かれ、観念。悪いことは絶対、うまくいかないことを証明している映画です。白黒。

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