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まず向かった先は外内島(とのじま)きゅうりという在来種を育てている農家さん。小ぶり、短い。食べてみると苦い。弘法大師が喉が渇き、このきゅうりを恵んでもらい元気になったと伝えられている。この地域でこのきゅうりを育てているのは2軒のみ。もうそろそろ育てるのを止めようと思っていたところ名産になったらしい。アル・ケッチャーノの奥田シェフと物々交換している。奥田シェフはデザートを提供しているとのこと。 |
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奥田シェフと農家さん |
断面図 |
上が緑で下が白っぽい。 |
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醤油、砂糖等で何度も漬け込んだ
外内島きゅうり。 |
次は井上農園さんへ。
熱く語ります。 |
コマツナはワカミという品種。はんぱなくおいしい。はちみつを散布するとか。 |
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農薬はできるだけかけていない。 |
みそのようなたれをつけて。
山形特有の調味料。名前忘れ。 |
トマトも作っています。
レッド・オーレ |
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バスに乗り込み、羽黒山のほうへ。牛さん。 |
羊さん。車窓見学でした。降りることなくまた麓へ。 |
産直あねちゃです。看板もブレハブの建物もレアもの。 |
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「あねちゃ」の横を通り抜けていくと、「アル・ケッチャーノ」の畑があります。ズッキーニの味見。食べてみて味を確かめ、何と組み合わせるか考えるそうです。ちなみにこの日のズッキーニはアボガドっぽい味がしたので、アボガド、マグロと合いそうとのこと。ズッキーニは43度程度で調理するとか。 |
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熱意を持ちつつも淡々と語ります。
おしゃれな看板が出ています。畑の作業自体は委託しており、その方の名前が載っています。植えつけられている作物、微妙な土地の高低さで、イタリアの畑のようです。
店に戻り、話を聞きます。地図は庄内平野。山、川、風いかに自然に恵まれ、この地が食材の宝庫であるか。東に出羽丘陵がそびえ、平野の中央には山形県の母なる最上川が流れる。
鳥海山、月山、摩耶山などの山系と、そこを流れる河川の氾濫によって、各地帯に肥沃な土壌が形成された。日本海で湧き上がる水蒸気と大陸からの高・低気圧で発生する雲が鳥海山、月山などを一気に駆け上がり、栄養豊かな滋雨や雪を降らせる。 |
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そして海。親潮と黒潮が入り混じる混合域にあり、庄内浜には1年を通じて多種多様な魚介類が水揚げる。さらに鳥海山からの伏流水や、出羽丘陵から庄内平野を流れる河川、最上川河口に発生する豊かなプランクトン、日本海の荒波に磨かれることで滋味深い味わいの海の幸が。説明にぴったりの地図です。
そして本日の夕食の説明などを。まったく奢りのない料理に身を捧げている方ですね。
イタリアンは入れた素材の味がすべてすること、フレンチはオーケストラを奏でる、という表現をしておられました。 |
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アル・ケッチャーノの建物の隣、イル・ケッチャーノに移動。なんでもあるけのアル・ケッチャーノは予約の取れないお店。で、隣の喫茶店を買い取り、もう1店舗出しています。もちろんそれでも予約は取れないらしい。
メニューが黒板に書いてあります。今日行った農園の野菜も載っています。値段は安めです。アラカルトでオーダーするのも楽しそうです。
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1.山ぶどう液
1.六浄とうふの小吸物
1.山菜ひたしの盛り合わせ わらび・木の芽・みず・ドホイナ
1.山うどのくるみ味噌和え
1.こごみのごまあえ
1.二輪草のからしあえ
1.行者にんにくの酢じょうゆ和え
1.山菜てんぷら(月山筍もあり)
1.松茸ごはん(通常蕎麦ですが、今晩蕎麦を食べるということで変更していただいたとのこと。)
いろいろ山のものが入った味噌汁もありました。こちらも月山筍がたっぷり入っています。
山形は6月下旬山菜が終わるとのことです。遅めです。
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出羽屋さん正面。 |
移動。途中道の駅、奥には最上川が流れていました。 |
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次に向かったのは長井市。どうもゴミ関連施設を見学するとか。今日は土曜日で稼動していないが、普段は臭いとか。どんなとこに連れて行かれるのでしょう。
公民館に到着し、なんと1時間も、長井市のレインボープランなるものを渡辺よし子さんから地元の言葉で講義を受けます。暑いし、疲れているので、山形弁の話は60%ほどの理解。70才くらいでしょうか。強烈なキャラクター。左の写真の女性。お顔入りの写真を撮らず、失敗しました。その後公民館からコンポストセンターに移動。長井市ではこの緑のバケツでもって生ゴミを集め、市が回収に来て、発酵させ上の写真のような肥料に変える事業をしています。年間4500万円の費用、収入は300万円とのこと。毎年4200万円の赤字。地球環境を考えると、立派な考えですが、これだけの田舎であれば、生ゴミ、自宅の庭に自分で発酵させて肥料として地中に埋めてもいいような気がします。ちなみに、長井市ではボランティアで活動することが当たり前になっています。 |
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市民農場に移動。キュウリを漬物用に収穫します。こちらの働き手もほぼボランティア。交通費程度出るそうです。去年あたりから黒字に変換してきたとのこと。
いったんホテルに戻り、また外出。今度は漬物講習会です。三五八漬けです。でももう三五八はできているので、塩でもみ三五八をまぶすだけです。翌朝朝食といっしょに。 |
この方に教わります。
渡辺さんでしたか。やさしく教えていただきました。あっという間に漬物教室も終わり、すぐそばの樹齢1200年久保桜を見に行きます。4月にもうすぐ桜が咲きそうな時期来ています。桜の時期を逃し、くやしいばかりです。でもまた来るとは、不思議です。
ホテルの2階物産館の展示。 子供たちのペイントした剣玉が飾られています。まるでアイスクリームのよう。
こちらは長井名物の黒獅子。安産、火伏せ、厄除け、子供の成長等を祈願する獅子舞は伝統神事として市内約40の神社に伝わっており、各地区の例祭日に、氏子1軒1軒をまわり、祓い清める。また、子供に獅子幕をかぶせると丈夫に育つといわれているとのこと。 |
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夕食です。今夜は蕎麦屋で地元のお人たちと交流会?夕焼けきれいです。
明日も晴れそう。山形では昨日梅雨入りしたというのに。
古民家・蔵高宿、味のある建物が蕎麦屋さんとのことですが、夜は近所の人のたまり場になっているらしい。
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蕎麦屋の赤ちゃん。大吉(ダイキチ)クンというらしい。それにしても、夕食は蕎麦屋の食事?と思っていたら、どうも違うらしく…。
式次第が始まり、司会の女性が進行している。
ビールで乾杯し、料理が次々と運ばれてきます。青菜の春巻き。冷めてもおいしい。でもどこか山形風です。 |
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しばらく歩き、大きな橋の下をくぐっていくと、地元の方々に手入れされている花壇群が。ちょうど2人の男女が手入れをされていました。もちろんボランティア。アーチのある区画はボランティアでもベテランの人たちの聖域らしい。新人さん不可侵の場所? |
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ホテルで朝食後、出発です。昨日の到着時から気付いていましたが、ホテル1階に生のあやめが飾られています。朝、地元の女性たちがぞろぞろと集まって生け花。もちろんボランティア。あやめは市から無償提供、その他の花は自宅の花を摘んできて、飾るとのことです。自分のネームプレートも置かれるし、みなさん、腕に寄りをかけ
活けていました。中央には植木鉢も。花は人を温かく迎えてくれます。
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白鷹町のどりいむ農園直売所に向かいます。最終日の産直ということで買い物オッケーです。みずの調理法を秋田の方に教わりつつ購入。その他、紅花の乾燥したもの、野草茶、そして飲むヨーグルトを購入。おいしい!この産直場は規模が大きく、来場者も多い。農家は朝の決まった時間までに持ち込み、売れ残ったものは持ち帰るシステム。翌日には持ち越さない。そして、バーコードで、随時自分の野菜の売れ状況が家にいながらにしてわかる。また価格は自分で決める。持ち込みに関しては会費を払うとのこと。17年前に設立され、確か黒字経営とのこと。
そのあたりは、建物が当初公営だったのものを民営に払い下げたのかどうか不明なのではっきりとしたことはわかりません。近所に欲しいお店です。買い物に時間がかかり、急いでタケダワイナリーに向かいます。
迎えてくださったのは当主の女性。結婚したため武田姓ではないが、なかなかこわそう。遅れて到着した私たちの添乗員を叱ったと息巻く。正直な方。ふだんは従業員がこういった団体客に説明するそうだが、たっての望みで当主の説明となる。
ワイナリーの歴史、方針、ワイン畑などについて説明していただく。
日本でワイン用葡萄の生産地と言えば山梨、山形であるが、葡萄の実がなり、収穫期までの期間いかに降雨量が少ないかが大事であるか。(すなはち1年の降水量はさほど問題ではない。)などためになる話をうかがいました。彼女の立っている後ろの畑、その奥の山斜面がワイナリー所有の土地。メルロー、ソービニオン、日本種などが植えられています。後ろの畑はわりと雑草をそのままにしているブドウ畑で共生を狙っているとのこと。その後、地下のワイン倉庫へ。ひんやり。フランス産のオークの樽にワインが詰められています。ユーロ建てで10万円程度。今ならもうちょっと高い。新しい木の香りを楽しむワインを造りたいなら新樽を使うが、そうではないので使いまわしているとのこと。わずかに試飲し、赤ワイン購入。 |
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昼食は上山地区の折鶴で。坂本竜馬大ファンという女性店主が熱く語ります。お子様が小さい時、食べさせるものの不安さから勉強し、遂には店を開くまでに。
この建物の由来については聞きそびれました。何せ解散時間も迫っており、急いで話を聞いて急いで食べて、状況最悪の中の食事。ゆったりと味わえず残念。
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ジェスチャーも堂々と。 |
たれはこの葉っぱを挿したまま注ぎます。 |
侍スイーツ。ちまきと干した柿。中に何か入っていたのだけれど急いで食べたので不明。 |
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武家屋敷が並んでいます。 |
急いでいるのでバスに戻ります。 |
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強行軍の3日間。いよいよ山形駅に向かいます。添乗員の工藤さんのご挨拶。29才。半年ほど前にメーカーからの転職で、この大役。無事見事に務め上げてくださいました。明るくておちゃめで。全行程の企画を農協観光の方と考えて、地元の人の折衝も。(長井市については、数件当たったそうですが、長井市が食いつきがよかったとか。)もちろん、食事どころの選択、予約、メニューについても。感謝です。挨拶も、泣きながら…、でもパチリ。とても疲れましたが、楽しい実り多き旅となりました。 |
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