HOME    diary FILM  BEADS   野菜ビジュー   エコ学   漢方   料理本

2009年2月前半、茨城石岡中央青果市場見学です。

土曜日の夕方…、市場内閑散としています。その中、説明を受け、さらっと見学。野菜・果物の入っている箱が片隅に少し。これから夜に引き取りにくるのかな。こちらでは、一般の人も物を売りにくることができるそうで、夏は昆虫を売る人もいるそう。家庭菜園で余分にできたものなども販売可能。開かれています。

大きな冷蔵室もありました。夕方にいっぱいになり、夜中、業者が引き取りにくるそうです。冷蔵庫の中、本日はほとんど空でした。活気のある日の様子を見たかったけれど、忙しい時はお邪魔なはず…。

説明役を頼まれた市場の人。 今日は閑散と。 赤地に金文字。
大根、和歌山みかん、デコポン すいか りんごやみかん

その後、事務所の2階で野菜果物の流通の現状・しくみ、将来の話を聞きました。市場の職員も多数参加されています。以下、話の抜粋。

戦後、野菜・果物の市場流通は全体の90%を超えていた。その後今では、野菜は67〜68%に、果物は60%を割るほどに落ち込む。直売ルート(ダイエー、らでぃっしゅぼーや、その他)の出現。

卸売市場法が大正13年に施行されマージン率は県の違いにより0.5%の違いがあるほどでほぼ同じ。昭和40年代になり市場は整備統合され、茨城では野菜9%、果物7%以上委託販売料を取ってはいけないことに。ちなみに公設市場は、県、市が場所を提供してい


るもの。こちらの石岡中央青果市場は民営。市場(シジョウ。cf:イチバは自由発生したもの。)の機能は、決済、集分荷であるが、近年、評価・チェックをしなければならなくなった。

生産者は価格のリスク、数量のリスクを背負っているが、とにかく数量のリスクが重い。本来、青果は安全・安心が優先されるべきなのに、荷受に対する契約の数量を果たすべき信用が優先事項として課されてしまい、鮮度がなおざりにされる結果に。

今後の市場の果たすべき役割、可能性に期待します。

pageup