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井筒ワイン・五一わいん見学会

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<2日目>

ホテルあさひ館の朝食は和食。たばこを吸いながら店内を歩く男性…。注意しませんよ、地方では当たり前。

 

今日は雨、林農園の五一ワインへタクシーで移動。

 

この建物は以前、社長の自宅だったそう。

工場建物は古く、味があります。 搾り取った後の皮を運び出している。湯気が立っているのは搾り出す時にブドウを60度ほどに温めているため。 ベルトコンベア
実を取った後の茎 トラックに行く前の皮 ミルキーな色
カベルネフラン発酵中。「りんごですか。」なんてばかなことを言っていたら…、 もっと発酵の進んだワインを
用意してくださる。
五一ワイナリーのポロシャツ。
さらに発酵中のワインを
注いでくださって
試飲 こちらは地下を掘ったタンク
現役
4mほどの深さ、コンクリート製なので、ステンレスタンクに比べると、洗浄も劣り、 独特の味になるそう。
ラベル貼り
注文が入ってからラベルを貼る。
個別注文に応じやすいが、大量生産の工場では考えられない。
地下の貯蔵庫、樽の染みは、1ヶ月に1、2度減った分だけワインを継ぎ足す時にこぼれることによるもの 無添加(酸化防止剤)ワイン”テロワール”の試飲。酸化防止剤を入れると熟成をちょうどよいところで止められる。それを使わないとなると醸造者の力量となるようです。
試飲室に飾られる受賞のメダル 賞状 リュブリアナ国際ワインコンクール

試飲タイム、工場長が自ら注いでくださります。実は工場長は山梨出身です。

 

 

まず、ナイアガラ無添加から。

 


貴腐葡萄、糖度40度。
五一ワインの敷地写真、井筒ワインは写真底部でお隣。

コンコード シャルドネ 林社長も試飲中

シャルドネの無添加(左)と普通のシャルドネ(右)。無添加のほうが色が濃く、野趣あふれる、雑味のあるもの。

 

 

 

 

 

メルロー。品種のブドウを食べながら試飲。

メルローは血の色。

 

 

ナイアガラ、コンコードのブドウ。

締めは貴腐ワイン。2万円!です。とにかく甘い。次はいつ飲めるかわかりません。
楽しい試飲タイムでした。 売店にて。 こちらでしか買えない
メルロー4本購入。
ジュースもあります。
 

笑顔のスリーショット!

 

以下は、2代目社長林幹雄さんのお話です。

 

ワイン発祥の地は山梨。明治5年、松本でワイン作りの申請されるが、一手販売申請で認められず。

 

その後、松本郊外のヤマベで明治23年ブドウの木3,000本が植えられる。売れずに倒産。3人引き継ぐがまたもや倒産。

 

父は岡谷製糸工場の次男坊で、結核で小田原で療養。興津?農業試験場に遊びに行き、果樹を勉強。20才で岡谷に戻るが田舎に行け、と塩尻へ。(結局、102才まで生きる。) ありとあらゆる果樹を育てるが、ブドウと梨(20世紀)のみが育つ。 大正8年ワインを作る。コンコード、今は加工用だが、当時は売れた。ワイン作り、越後の川上ぜんべいが指導。

 

戦争中、ワインに石灰をいれ、軍需工場に出す。飛ぶように売れた。550ml×25本の木箱、女性が2箱担ぎ運ぶ。

 

終戦、ワイン売れなくなる。日本のワイン、糖度が低い。10度から11度のブドウでうまいワインができるわけがない。腐る、ワインビネガーになる。5年間開店休業。 昭和25年、砂糖を輸入できるように。甘味ぶどう酒。砂糖を加えてワインを作る。爆発的に売れる。 ハチぶどう酒、サントリー、メルシャンにワインを流す。(10%ワインを入れなければならない。)

 

昭和45年、売れなくなる。上記の会社がいらないとのこと。果汁として、食品会社がジュースを欲しがるように。 輸入自由化。日本のワインのほうが高価。 昭和45年、大阪万国博覧会、テーブルワイン(甘くない)が売れるように。長野は観光県のため、白馬、上高地、蓼科、御岳、駒ケ岳ででも。

 

大阪、山梨、山形のワイナリーを回る。メルローだけは作れる。 スロベニア、リュブリアナで大金賞を撮る。 温暖化のせいでよいブドウができるようになる。山梨では温度が高過ぎる。湿度が高い。(→病気になりやすい)

(聞き書きのため間違いがあるかもしれません。)

 

購入のワイン、メルロー4本。あとジュース1本でも買えば送料ただになったのに、店員の方、助言なし。また個別袋もなし、というのは配慮がないです。

 

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ワイナリー、偉大なる醸造者たちの話を聞けた充実の旅でした。片山本店主催の旅、以前は酒屋さんを連れての旅が多かったようで、酒屋さんの参加者も多い。その人たちはご夫婦、家族で参加されて。 国産ワイン、見直しました。

 

雨の中、タクシーで駅に移動。特急は30分後。駅改札口横の蕎麦屋です。

きのこ、掻き揚げそば。きのこそば(400円)にかき揚げ80円トッピング。かき揚げが油ぎとぎとでない。 わさび葉そば 立ち食いですが、すぐ横の
待合の椅子で食べられます。 ひとり女性の人がせっせと作っています。
食券売り場 車窓からは稲刈り後の様子 山には霧がたなびく
ポッキー巨峰味。ホームをバックに撮影するも、おかやの字にかぶる。ホームを通り過ぎる人がわざわざ車内で撮影している私のために立ち止まってくれる。2時間ほどで八王子着。そこからがまた長い…。
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