HOME    diary FILM  BEADS   野菜ビジュー   エコ学   漢方   料理本

市民の力で脱石油型の地域社会をめざす

トランジション・タウン

■藤野
高尾から中央本線に乗り換え普通列車で2つ目。都心から1時間ちょっとの身近な「里山」です。太平洋戦争末期に、画家、美術評論家が多く疎開して以来、1986年「藤野ふるさと芸術村構想」、88年から「藤野ふるさと芸術村メッセージ事業」をスタートさせ、「芸術の町、藤野」で知られるように。2004年「ノーマライゼーション特区」に認定、2005年シュタイナー学園開校。パーマカルチャー(*相性のよい植物を組み合わせる)センター・ジャパン、トランジション・タウン活動の拠点としても知られる。

トランジション藤野

上野原駅そばの道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝9時半上野原駅を出て、近くの「ゆめキッチン」に集合。入り口前には石窯があります。葉野菜が売られています。こちらでトランジション藤野の話を聞きます。

トランジション(=移行する)タウンとは市民運動の名前であり、住民の一定の人が名乗りをあげ、これからやっていこうという意思表明。世界で300、準備中200。

----トランジション・タウン活動とは----(かわら版より)

イギリスからはじまった全世界に広がっている地域活動。消費型社会・石油エネルギーに依存したしくみから、地域にある資源、人と人とのつながりを見直して、物質的な満足から、心の安心のための暮らしに移行していく活動。小さな単位で結びつくことによって、よりシンプルで、しなやかな暮らしを各地で模索。現在、全国に10ヶ所以上の地域が、トランジション・タウンとして手を上げて活動

まりっぺさんにより本日の講演開始。榎本英剛さんはトランジション・ジャパン共同創設者・前代表。世界的エコビレッジのイギリス、フィンドホーンでトランジション・タウン運動に出会い、相模原市緑区(旧藤野町)を拠点に普及に努めている。ふだんはコーチングの仕事を都内で。

イギリス発祥であるだけに

英語圏に広まる

    街路樹をナッツにする
  よりよい未来を描き、その実現は十分可能であると信じ、楽しみながら取り組む 2006年1月ロブ・ホプキンス提唱

日本のトランジション活動<東京>小金井、したまち、渋谷、世田谷、多摩、高尾

<関東>藤野、葉山、相模湖、鎌倉、都留<関西>奈良ぼん、大阪、琵琶湖<その他>福岡、南阿蘇、浜松

  3人集まればはじめられる!!  

いつでも食べられる保存食作りは

地域のお年寄りから聞いて

余った種を譲り合う

太陽熱で料理を作る
テーマ別ワーキンググループの形成。食、住まい、エネルギー、経済、心と魂、芸術、教育、健康と福祉など。
パソコンを使わない人々のために 森部は新しい 「この活動で必要な人はいない」と。

キーワード

 

3H(HEAD,HEART,HAND)のバランスを取ることが大切。

HEAD…どんなことが起こっているのか

HEART…変化に心理的にどう対応していくか

HAND…技術を学ぶ

 

解決策、問題が起こったレベルで解決策を考えてはだめ、もぐら叩き、グレムリン的状況になるだけ

TT=楽しく・つながる
合い間のお茶休憩 窓から外を見る

ゆめキッチン、

平日は木工品作りの店

地域通貨よろず(萬)を説明する

池辺潤一さん

通帳

最初は0からはじまる。0萬の取引もある。思い出が残る。

ゆめキッチンのパンどのような地域通貨にしようかと考える。紙幣型…独自の紙幣を発行。発行するコスト、手間、管理の問題あり。一方通帳型は?

地域通貨とは…社会的弱者の価値を見出すもの。

利用者は2009年11月、15人から60世帯になったところで規約作り。2010年」4月から本格スタート。11月ID100家族。

どんな人、どんなことができるかはブログ、GIVE YOU GIVE MEで。

メーリングリストリアルタイムで展開。こんなもの欲しい、あるけれど誰かいらない、1日2件〜6件

「エンデの遺言」を見てください。You Tubeで見られます。

今後、木幣を検討中

ネットを使わない人は…夢キッチン、もう1軒のカフェの掲示板で閲覧する

ニュースレターは1年に3回

これまで大きなものではリフォームまで利用された。また火事が起きた時の消火作業にも萬が使われたとのこと。

今後、地域包括センターとしての役割を担うように

一方、事務局の負担が大きいと続かない。

今後、地域の休耕畑でも地域通貨を活用。農作業、作物を萬で。

入会時スターターキットとして1000円の支払いあり。人件費、郵便代、諸経費に。

店では、1割、2割を萬で支払い併用可能な店もあり。

 

←ゆめキッチン駐車場側。JR駅前の道路の高さに入り口を合わせた造り、ほぼ高床式です。

次は里山長屋プロジェクトへ。トランジション・ジャパンのメンバーが中心となって勧めている「住」プロジェクト。200坪の土地に4世帯が集まって、共有スペースを併設した住まいを作り、持続可能な暮らしを模索。2011年1月22、23日は完成お披露目会。小山みかえさんの説明、お料理と共に。
マクロビオティック料理、玄米ご飯 本日のランチサンプル 里芋水菜和え
トマトおから和え マイ皿(アルミ弁当)持参 4軒の共有スペース

4世帯の住居を1軒ずつ回ります。みかえさんもうれしそうです。

どの家にも天窓があります。土地が2000万、施行費が1億円ほど。1軒の建坪は10坪ちょっと。屋根のしくみで熱の発散、循環により室内は常に気温15度を保つ設計。共同棟は食事スペース、お風呂、ゲストルーム、コンポストトイレなど。各棟はそれぞれの選択によりシャワールームかお風呂はあり。長屋の前の庭で、花、野菜を育てると夢が果てしなく広がる、と。表札は藤岡の瓦。ここの瓦は水を吸い込む。屋根の一部に使用。

南西方向の景色。美しい山なみ。

横はシュタイナー学園。

廃校を買い取り開校。

榎本さんの娘さん
次に、アート・ヴィレッジ、藤野の芸術家たちのギャラリー・コンテナへ。
オープンテントではパンと 藍染の品々 硝子工房
おもしろいグラス お店はこんな作りになっています ガーデニングの店はお休み

皮細工のバッグ屋、陶器のお店。お皿はお買い得商品があったが、閉店中。

「野山の食堂」という金土日のランチタイムのみ営業するレストランが奥にあり駐車場端にコンテナが広がる。3人の地主の方の経営。それぞれの芸術家はコンテナの中で作品作りをしながら店番をするスタイル。

 

本日パーマカルチャージャパンの見学が当初あったが、イベント日とのことでなしになる。残念。

 

移動中、道々にアートが点在しています。

藤野観光協会事務局長落合さん 散歩コースを案内していただく 神原宅はもと庄屋
有形重要文化財 裏側には籠がそれぞれ吊るされている
散歩コース 神原家のお墓を参り。このあたり一帯すべて神原家所有の土地。
陣馬山、絹の道、向こうは東京都 緑トラストによって刈られ、植林。あじさいの枯れ花がぽつんぽつん。
散歩コース。道路の石垣2m以上の草取り、行政はやってくれないとか。 やまなみ温泉センター 落合さんによるプレゼン
相模原市の中での豊かな自然をアピール。水と緑の交流地点。広葉樹を植えていこう。いかに助成金をゲットするか、の話が印象に残る。落合さんはふだん木工作品の仕事をしているそうだ。

希望者はそのまま温泉へ。

帰途を急ぐ者は藤野駅へ。

駅の微妙なXmasイルミネーション

駅前のレトロな雑貨店

ホームへの階段を登ると

ツリーが見える

高尾行き(上り)がすぐやってくる

旅情たっぷりの電車。

エコクラスもあと1回です。榎本さんが余った大根をみんなにプレゼントしてくれました。葉っぱたっぷり。

本日8811歩。

pageup