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寒い冬なのに函館?!いえ、寒い冬だから函館です。今回は2泊3日じっくり函館に足を据えて函館ピンポイントの旅。 地図好きの私、実は函館はなんとなくその位置がつかめているのに詳細はわからず。地図を描きつつ確認。
1日目 羽田〜函館空港〜五稜郭〜トラピスチヌ修道院〜
2日目 元町〜赤レンガ倉庫〜大門横丁
3日目 函館朝市〜自由市場〜元町〜湯の川温泉〜函館空港〜羽田
1日目 羽田〜函館空港〜五稜郭〜トラピスチヌ修道院〜
旅行1日目です。自宅を朝8時半に出て羽田へ。連休2日目の日曜日なので電車もそれほど混んでおらず羽田空港へ。空港の旅となると気をつけているのに手持ちのバッグの中によく入っているカッター類。化粧道具の中を念入りにチェックしたにもかかわらず今回もカッターが紛れ込んでいました…。
飛行機も函館行きならそれほど乗客も少ないだろうということで荷物を預けました。
函館空港ANAのカウンターでクーポン交換。バスに乗り函館駅へ。補助椅子を出すほどの満員状態。市内まで280円。30分ほどの道のり。ちょうどその中間に湯の川温泉があります。海沿いの道を進んでいきます。バスの後ろに座っていたおばさん2人。埼玉のほうから来たようであれこれおしゃべり。ガソリンスタンドの価格を見て「高いなあ。」「そうなの?」とやっています。地方に行くと、住みやすさを計る尺度として食料品、野菜の価格に注目しますが、
まずガソリンに目を向けるとは。石川啄木の看板を見つけると「どうしてここに?」とやっています。石川啄木の生地は岩手…。実は啄木は新聞記者として函館に住んでいたことがあります。教えてあげたかったけれどおせっかいオバサンになるので我慢、我慢。
湯の川温泉で降りる人もなく函館市街地へ。
ホテルに荷物を預け、観光です。
函館の市電です。味があります。「どつく前」の行き先。ここは大阪?と思ってしまいます。ドック前ですね。車内は昔の小学校の教室を彷彿させる板張り。キロ換算なので乗り換えの場合、その旨伝えて降車し乗り継ぎます。
昼1時を回っており、ホテルの人お勧めの近場のラーメン店「鳳蘭」へ。函館、ラーメンといえば”塩ラーメン”です!!500円。
日曜日、駅前、閑散…。観光客?一時滞在?アジア系の外国人が多いです。
さあ、お待ちかねの五稜郭へ。

五稜郭(ごりょうかく)は、江戸時代末期に現在の北海道函館市に徳川幕府の命により1857年から7年の歳月をかけ、北方強化のために建造された星形の城郭の要塞。当時の正式名称は亀田役所土塁柳野城とも)。国指定特別史跡。「五稜郭と箱館戦争の遺構」として北海道遺産に選定されている。1914年(大正3年)から公園として開放されている。五稜郭タワーは五稜郭築城100年を記念して昭和39年に建て直され、更に2006年に新タワーがオープン。高さ107m、90m地点に2層の展望台を設置。五稜郭公園を眼下に見渡せるほか、函館市街も一望にできる。

まずタワーで五稜郭全体像を把握します。展望台360度外壁は総ガラス張りでせり出しています。星型はとてもかわいい。夜はライトアップの五稜郭、さぞきれいなことでしょう。昼と夜どちらもはずせません。
ちょうど中央部分では奉行所を再建中とのこと。
展望台の階は展示室になっており、五稜郭建設(西洋風)、土方歳三の資料が展示されています。
←函館の立体地図です。

タワーを出て、五稜郭内、星の中へ。その中に入ると、まったく星のどの部分にいるのかつかめません。とりあえずタワーを撮影。上部が展望台です。
この日は園内では「えぞ共和国」?の催し物で、函館地元の家族連れのお祭。持参のくじ引き券でもれなく景品を手にしていました。子どもたちはほとんどスキーの際のいでたち。上下とも防寒具でした。

この後ろにお堀が星型にあります。冬のため雪で覆われていますが、ボートもあり、冬以外の季節なら池状になっているのかな。 お祭の奥では自衛隊員の見守る中雪滑り台にたくさんの子どもたち。札幌雪祭りでも同様の滑り台が人気のようです。2時までと書かれているのにこの時2時半過ぎでもまだやっていました。 散歩のわんちゃんたち。服を着ているわんちゃん多し。
トラピスチヌ修道院へ。
明治31年(1898年)フランスのトラピスチヌ修道院から派遣された8人の修道女たちによって創立された、日本発の女子観想修道院。現在もなお男性、女性双方の修道院として機能中。
クッキーで有名です。でもトラピスト??こちらの売店で売られているのはトラピスチヌクッキー、トラピスチヌバター飴。訊ねたらここでしか売られていないということでバター飴を購入。
函館は初期に開港されたこともあり、雰囲気、神戸、横浜、長崎に似ています。キリスト教関連の建物が多くあります。韓国人のパックツアーに含まれているようで、この頃は外国人の訪問のほうが多いらしい。
一般公開はしていません。 小高い丘になった奥から入り口を振り返ると、函館山が見えます。 聖母マリア像。
函館の夕食です。駅前のひさご寿しへ。やっぱり函館は魚がおいしい。満喫です。 お皿はなんと北海道の地形の図柄というか、山々、海溝の高低さまでついています。 この写真、ちょっとわかりづらい。下のお寿しの載っている写真のほうがわかりやすですね。

今回の旅のメインです。カウンターに座り、ご主人の話を聞きつつ、からかいつつ。
函館弁はやたら濁音になることばとのこと。お店には首都圏からのお客さんも多いとのことで違いに気付くそうです。
気付くと言えば、お客が入ってきて、その格好で地元の人かそうでないかもすぐわかるとのこと。北海道の人であれば、コートを脱ぐと薄着。厚着していれば旅行客とのこと。
カニの内子と鮭児、初めて食べました。内子は塩からくねちょっとしていて、ただ海苔の風味が強く、内子そのものの味より強く感じた次第。幻の鮭児ですが、ルイベにされており、解凍までしばしお待ち。意外とさっぱり。戸井の鮪。大間の向い側の漁港が戸井。漁師の出で戸井の鮪か大間の鮪かに決定されるそう。

突き出しはかにサラダ。 いか塩辛。いかが新鮮だから言うことなし。 しめさば。 メヌケ、アブラボウズ、ニシン、たらの昆布〆など白身の刺身
かにの内子。ゼリーのよう。 茅部産の海苔。 鮭児。 鮭児の証明書。
トロ。 戸井の鮪。
はなまる。
帆立焼き。 北海道の穴子は大ぶりで別物のよう。たれをつけて。
たらばカニ焼き。
足1本と身がついてきます。本場のカニですねぇ。
酒の肴も充実。
函館バンザイ!
こはだ。 ねぎとろ。 コーヒー休憩。
Mt.函館夜景へ。
駅前バスターミナル夜8時出発。寿司屋のおっちゃんは、「えっ!?8時出発?」と驚かれる中(Mt.函館夜景ロマンコースは17:30と20:00集合の2コースあり。ホテルのフロントで1500円で発売されています。今回はANAへの事前申し込みで500円です。ちなみにロープウェイは往復乗車1160円です。)、コーヒー休憩した後、函館山へ。バスで元町の景色を見ながらロープウェイ山麓駅へ。ガイドの女性は、山頂から函館の景色が見られるかどうかは確約できるものではないのですよ、と言う。でも今夜は大丈夫そう。雪も今のところ降っていない。
ロープウェイ間隔、最終時間等が電光掲示板に載っています。上ったのはいいけれど最終に乗り遅れたらたいへん。 どこからロープウェイ来るのかな。 横からきました。125人乗りゴンドラに乗り夜景を見ながら約3分で函館山の頂上まで。
頂上からの景色です。素人カメラマンではこれが精一杯です。このくびれたような地形ですが、突起部の函館山から北海道南部二股にわかれている半島の東側部分を見ている感じです。中央のきらきらしているところは赤レンガ倉庫、駅周辺です。夏から秋にかけてはイカ釣り船が見えるとのこと。きれいな夜景でした。
展望台に行くと撮影スペースが。カメラマンが夜景をバックにばっちり撮ってくれます。撮影 3300円前後です。記念日に撮る人が多いようです。中国語の案内があるので、中国人がよく利用するのかな。
帰りのゴンドラは最終便なので、集合の時間まで急いで売り場を見ます。UFOキャッチャーには北海道ならではのぬいぐるみ。かわいい。北海道で大人気の大泉洋のカレーも。

バスに乗りホテルへ帰ります。国際ホテル前で降り、少し散策。 函館ビールおしゃれです。見ているうちに閉店。すごすごホテルまで帰ります。北海道、こんな寒い中、街中ぶらぶら。寒さが応えない一日目終了です…と思いきや、ホテルのバー”エステラード”へ。函館山頂上の灯りが見えます。手前の東横インのブルーのネオンが眩しい。景観をつぶしています。
2日目 元町〜赤レンガ倉庫〜大門横丁
旧函館区公会堂です。明治40年(1907)の大火で焼失した町会所を、相馬哲平氏の寄附により明治43年再建。左右対称の木造コロニアル様式の本館は昭和49年、付属棟は昭和55年国の重要文化財に指定されました。大正、昭和天皇が泊まられたこともあったとか。また昭和29年9月26日洞爺丸遭難1155人死亡の海難審判の採決もここで行なわれたとか。
中の様子です。テラスから海が見えます。
部屋の中の撮影場所。衣装を借りて撮影することも可能。その建物の中にいるのに、バックの写真はその建物の写真とは…。
建物を出てしばらく下ったところで旧函館区公会堂を撮影。後ろは函館山。函館のランドマークです。
函館市旧イギリス領事館(開港記念館)です。イギリス的喫茶ルームあり。ウエディングもできるとか。2階にあがり、領事室。あれっ、誰かがいる?と思ったら、人形が外を眺めていました。
有名な八幡坂。 重要伝統的建造物群保存地区。 函館ハリストス正教会。
  カトリック元町教会 雰囲気のあるソーセージ屋です。
教会ばかりを見たので日本のものが珍しい。真宗大谷派函館別院。 洋食で有名な五島軒です。 元町から赤レンガ倉庫街に。西波止場でランチをどうしようかと思案。
赤レンガ倉庫そばにある
函館高田屋嘉兵衛資料館
択捉航路を開き、北洋漁業の礎を築いた大商人の資料があります。 小説「菜の花の沖」、想像しながら読みましたが、こんな船だったとは。
教科書にも載りました。 NHKで司馬遼太郎「菜の花の沖」をドラマ化していたとは。 屋号の提灯です。
高田屋資料館の前から
BAYはこだて。
Cafe&Dining kanemoriの窓から
外の風景を。

まるごと男爵牛肉カレーです。
なかなか北海道的。

赤レンガ倉庫から函館駅方面へ。
途中、明治館に立ち寄り。万華鏡、オルゴール、ガラス製品などたくさんありました。
こちらは青函トンネルができる前の、青森函館間の船を展示しています。 函館市青函連絡船記念館摩周丸です。  
函館本線0マイル地点記念碑 JR北海道
この記念碑は、鉄道発祥の地であります函館市海岸町10番地から、その後、平成2年7月にこの地に移設したものです。
…当時函館市街に鉄道を敷くことに反対するものが多く、亀田村に近い現在の海岸町に函館駅が設置されました。しかし、南との連絡に不便が多いため、明治37年7月1日、現在地の若松町に函館駅を新設し、本駅を亀田駅と改称しましたが、明治41年3月に類焼し同年8月に廃止になりました。
函館本線の最初の起点すなわち0マイル地点であることを永く記念するために昭和37年10月にこの碑を建立し準鉄道記念物にしていされました。(抜粋)
鉄道で行き止まりを見たことがなかったので少し感動。駅があって1方向にしか線路が伸びていないのです。青函連絡船を降りた人たちが、JR函館駅から北海道各地に進んで行ったのです。
2日目の夕食「函館ひかりの屋台 大門横丁」
函館駅近く、大門地区に屋台村があります。郷土料理、海鮮料理、居酒屋、ラーメン屋、ジンギスカン、アジアン料理、バーなど26店舗が並びます。天ぷらのある居酒屋へ。
さつまいも天ぷら うど、ちくわチーズ とうもろこし 海鮮チゲ鍋。豆腐サラダの豆腐もがばがば入れる。
カメラを忘れたので携帯カメラで。混んでいないので、並ばず入りたいお店に行けるのはうれしい。
3日目 函館朝市〜自由市場〜元町〜湯の川温泉〜函館空港〜羽田
今朝の朝食はホテルの朝食券を使い、函館朝市でとることに。
壮観なサンプルです。右左、すべて別物です。
丼の種類どれだけあるのでしょう。
昨日めぼしをつけておきました。1500円くらいの朝食です。
ホッケ定食。 カニ丼、塩ラーメン定食。 函館朝市です。
朝食をすませ、ホテルに戻りチェックアウトです。その前にお土産やチェック。というか、朝食の前にチェックしました。というのも、1日目、2日目、「白い恋人」が売り切れていたから。すごい人気です。というか、賢い商法です。売り切れというと俄然ほしくなるものです。おまけに小さな箱は売っていません。3日目にして遂に手に入れました。
がらがらを引きつつ今日は移動です。
店の中に入ると水槽でイカがきれいに泳いでいます。 この日の明け方、コンビニ目指し外出。その時撮った写真です。
市場フェチの私。函館朝市は観光客向け。ジモティ向け自由市場へ。1日目来たのですが、日曜日のため休日。買う予定がないのでほんと冷やかしの客です。新鮮な魚がたくさん。地元の市場とはいえ観光客も来るようで盛んに声をかけられました。海鮮中心の市場です。カニは生きており茹でてから送るとのこと。
ひさご寿しのご主人が勧めていたヤマタカ高野鮮魚店です。豪勢な展示の仕方です。ゴッコ(布袋魚)が目を引きます。ひっくり返したような魚片。これを裁いてないのが下中央の黒いぷくっとした、オスメスの紙を貼られている魚です。どうやって食べるのだろう。1000円。アブラボウズもいました。間違いなくどれもイキがよさそう。ホッケの一夜干しも脂がのっています。 「白い恋人」まだ売っていました。おまけに小箱で。 (クリックで拡大します。)
魚をたくさん見て、元町へ移動。市電で移動です。元町は坂道の町。重要な道はロードヒーティングで雪は積もりません。でも1本奥に入るともう滑るのなんの。お目当ての黄色い建物の洋食屋が閉まっており、寿司屋へ。ここはペンションもやっているそうです。
いかにもという感じで迷子していると、地元の人が声をかけてくださります。優しい。
お寿司を食べていると、横の道を通る女子高生の喚声、叫びが聞こえます。坂道は滑るのに、それを駆け足で降りて行きます。さすが。
また八幡坂に来ました。せっかくなので撮影。観光客多し。市電十字街から函館駅経由乗り換えなしで湯の川温泉に向かいます。
飛行機が出るまでの間、湯の川温泉で寛ぐ魂胆です。湯の川観光ホテルでは日帰り温泉(広間付き)のためここに決定!3時に入館。ほぼ露天風呂貸切で温泉満喫です。もう一つラベンダー風呂があり、湯舟の中はまじ透明紫色。香りはほんものっぽいいい香りです。湯の川温泉の泉質かなりよかったです。髪の毛サラサラ。
お風呂から上がり、持込の焼酎を。北海道の焼酎です。前日の大門横丁のメニューに「喜多里」じゃがいも、黄金千貫、昆布の3種類があるのを把握。こちらは普通にさつま芋です。ホテルの広間は完全貸し切りでのんびり。
このホテルの1階にはラーメンブギという、人気のラーメン店が集まっているようです。おいしいラーメン屋がありそう。
函館空港へ移動。夕食です。
魚の甘辛煮。 あんかけ焼きそば。
バニラソフト。
最後に売店チェックして搭乗。19時離陸。さようなら函館。機内ほとんど熟睡。温泉に入ったし寒かったし、あっという間に20時30分過ぎ羽田着。22時頃帰宅。短い旅でしたが写真で見るといろいろ行き、いろいろ食べました。雪のない時期であればレンタカーで大沼、松前(桜が見事らしい。)を巡るのもよさそう。
カレーラーメン。 空港デッキから撮影。函館山です。
おみやげです。白い恋人、トラピスチヌバター飴、帯広の三方六(バームクーヘン)、
昆布、網走監獄キューピーとキタキツネキューピーストラップ
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