松前三大名木の二つ目、血脈桜。以下看板の文章〜
松前の春を彩る桜の歴史は古く、主に、京都、北陸地方等から移入されたと云われています。この桜(樹種:サトザクラ)は松前一の桜の古木(推定樹齢300年)で、松前を代表する品種「南殿(なでん)」は、この血脈桜を親木にして増やされてきました。高さ8m、東西17mに伸びる枝張りには、毎年5月に満開の花を咲かせま
す。この桜には、宝暦年間(1751-1763)に美しい乙女の姿を借りた桜の精が住職の枕元に現れ、血脈(亡くなった人が仏になれるようにお坊さんが与える書付)を授けられたことにまつわる伝説があり、桜の花の精によるものであるのか、今なお、その麗姿が見る者の心をとらえます。(中央写真クリック拡大)