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パリ・ミラノ

2004年新春のパリ・ミラノに行ってきました。
1月2日午前11時10分成田発、同日午後4時パリ着。元旦にパリには雪が降ったとのこと。飛行機着陸直前に見たニュースでは、シャルルドゴール空港で積もった雪を掻き出す除雪車の様子が映し出されていました。空港ビルから屋外に出るとどんよりとした空が広がっていました。
投宿のホテルはヴァンドーム広場近くのパークハイアットです。その近くにはホテルリッツがあります。あのダイアナ妃が亡くなる直前泊まっていたところ。ホテル近くを散歩し、予約をしていた16区のレストランへ。

英語メニューはないのですが、不明なものはギャルソンが一つ一つ丁寧に説明してくれました。長時間移動後だったため軽いものをいただきました。味のバランス、ソースのおいしさ、芸術的な盛り付けあるいはキュートな飾り付け、伝統を守りつつ新しいことも取り入れており、落ち着いた雰囲気の中料理を味わいました。

こんなアーティスティックな野菜サラダ。 アボガドムースにかに肉です。 野菜のリゾット。上はチーズのテュイール。
ホタテのバター焼き。 スフレ。 チョコムースのデザート。

実は今回の旅はショッピングという目的がありました。翌日、シャンゼリゼ通り、モンテーニュ通りを駆け回りました。ブランドショップを数軒回って気付いたこと。日本人女性、欧米人女性を見かけたのですが、決定的な違いの一つは、あちらの女性達は必ずと言っていいほど男性連れなのです。

「これ、どうかしら?」「いいんじゃない。それにしたら?」的な会話をし、男性(夫・彼氏)が支払いをしているのです。もう一つの違いは、若い欧米人女性をほとんどブランドショップで見かけなかったということでしょうか。若ければそんな服を着るまでもなく、若さにあった服を身にまとう術があると心得ているのでしょう。

 
ラファイエットというデパートの外壁自体がルミナリエです。 ヴィトンのお店の外観がおしゃれです。  

さて、そんな合い間に、サンルイ島のレストランでランチを取りました。石井好子のエッセイを読んで、一度はパリで食べたかったオニオングラタンスープをオーダーしました。

また、デリの店「ジェラール・ミュロ」で惣菜とケーキチェックをしました。いつの日か暖かい日に、ここで食材を手に入れ、近くのリュクサンブール公園で食べる構想が早くも浮かんできました。

「ラデュレ」のモンブラン。
下はさくさくメレンゲです。
オニオングラタンスープ。 タルトタタン。この甘さ、ほろ苦さが大好き!

後ろ髪引かれつつ、1月4日ミラノへ移動日しました。今世界で最も安全なエールフランス機で1時間40分ほどの、アルプス越えのフライトです。多少南下するもののミラノも寒く、陰鬱な空模様でした。

日曜日のためほとんどの店が閉まっているにもかかわらず、ホテル近くのドゥオモ、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア近辺は人が溢れていました。皆さんただぶらぶらしているような感じでした。

バッフェの朝食はこんなに豪華。シリアルにもドライフルーツをたっぷり入れて。 バッフェコーナー。お客がたくさん押し寄せないので少しずつ盛られています。 この花瓶の底って、上げ底?

翌朝そのドゥオモを見学。館内にはステンドグラスの窓、絵、彫刻がありました。外に出て、エレベーターで屋上に上がるとミラノ市内を一望できます。夜ならば素晴らしい夜景を眺めることができたでしょう。ただ足元がよく見えないとスリルがありそうです。その後、プラダ、ヴィトン、グッチ、ドルチェandガッバーナ等のショップを巡りました。今は年に2回のうちの1回の、バーゲンの時期です。(パリでもちょうどこの日あたりからセールが始まりました。)ミラノのショップの特徴ですが、必ずドアのところに、きちっと黒いスーツを着こんた体格のいい男性がガードマンよろしく立っておりドアの開け閉めをしてくれます。ちょっと恐いです。
1月6日はエピファニア(東方三博士が生まれたばかりのキリストを訪ね、祝った日)という祝日のため、またまたお店は閉店。そのため、電車でスイスのフォックスタウンへ向かいました。

ミラノセントラル駅から鉄道で45分、キラッソ駅で下車しそこから7キロのところに、アウトレットのフォックスタウンがあります。キラッソ駅はスイス、その手前のコモ駅はイタリアですが、全く国境越えという感じはありません。丸一日パスポートの出番はありませんでした。そのフォックスタウンには、ファッション、食器、スポーツ用品のブランドショップが入っています。日本のファッション雑誌にも紹介されており、日本人常駐のインフォメーションセンターもあります。プライス表示はスイスフラン。0.7を掛けるとユーロ価格になるとのことです、たぶん。再び鉄道でミラノに戻りました。
その夜はミラノ通の人の案内でリストランテペッピーノへ。とても洗練された、素材を活かしたお料理の数々でございました。ルッコラエビサラダは、日本で味わうルッコラとは別物の胡麻の香りが漂い、ちょうどよい蒸し加減のエビのそれだけに唸りました。もちろんそれから続く数々のお料理にも。そしてエントランスホールにはたくさんの絵画がこれでもか、というほど飾られていました。

ラビオリ。ミートソース和えです。 ボンゴレビアンコ。  
鯛の紙包み焼きです。 んー、何だったか?アカザエビ蒸し? デザートのワゴンサービスです。
その反対側。 リストランテペッピーノ入り口の間に飾られている名画です。
そして無事に旅も終わり、カード会社への返済が残りました。  
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