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この頃は新幹線の旅です。紅葉の時期、桜の時期、すてきなのに違いありませんが、そんな人混みは苦手。ということで2月の京都へ。例年ですと寒い雪の京都なのでしょうが異常気象のせいか暖かい旅行となりました。
新横浜からのぞみに乗り京都に朝10時過ぎに到着、そのままJRで龍安寺をめざします。お昼はその中の西源院で湯豆腐。12時からは予約でいっぱいということで11時に龍安寺に入りひたすら西源院を逆向き順路でめざします。
西源院(さいげんいん)は龍安寺境内内にあり、美しい庭園を見ながら湯豆腐がいただけます。 運よく庭側の席に座ることができました。 豆腐、生麩、干し椎茸のスライスなどが入っておりポン酢でいただきます。一人前1,500円。精進料理のコースもあります。
豆腐のごちそう。器がメラニンだったのがちょっと…。 ”○天下一”ののれん。角のない○は無限の象徴であり、世の中に平和を願う意味があります。 苔の庭。
龍安寺。    
銭型のつくばい。4方向に字が刻まれており中央の口を加えると、吾・唯・足・知=ワレタダタルヲシル となり、禅の格言を謎解きに図案化された無言の悟道。 庭の石を全て撮影することはできないとかで、飾っている写真です。石が死角になってしまうそうです。それはおいても角度、距離、観光客でこのように撮ることはできません。 紅梅がちらちらと。
金閣鹿苑寺。ほんとに金襴豪華。
池にもその姿が映ります。
  金閣寺の入場券です。
金閣寺から桜の名所、平野神社を抜け北野天満宮に移動。梅の名所です。    
立派な梅苑(入場料500円)へ。   菅原道真が祭神なので受験生がお参りに来ます。

京都にある17の世界遺産のうち唯一寺社仏閣ではない元離宮二条城は1603年徳川家康が、京都の守護と将軍の宿泊施設として造った平城。大政奉還、徳川慶喜が政権を朝廷に譲り渡したところです。唐門の奥に二の丸御殿。

唐門のアップ。 二の丸庭園と寒さよけされた植木です。
二条城の東大手門。 国宝三十三間堂。この内側に観音立像が。長いお堂は120m。正面の柱間が33あることから通称三十三間堂。
中央の虚像を中心に左右に各500体、合計1001体のご本尊。正しくは十一面千手千眼観世音。頭上の11の顔と40種の手。 その千手観音を守るかのように猛々しい雷神、風神像が。
すぐそばの「わらじや」へ。抹茶と落雁、お通し(里芋田楽、白子等)。 鰻鍋です。麩とネギと筒切り鰻。鰻のだしがきいています。鍋と鍋置きに特徴有り。 中庭があり、反対側の棟には藤原紀香がきたとのこと。
近くの京漬物やの「赤尾屋」で少々購入。花漬(菜の花)、茄子のワイン漬け、なすしば漬等。野菜に季節があるのですから、漬物にも季節があるようです。春は花漬、からし菜、たけの子、夏は浅瓜、水なす、ごまきゅうり。冬は千枚漬、赤かぶら、すぐき。もちろん通年の漬物(古漬・浅漬)もあります。野菜から季節感が消えて、保存食である漬物から季節を感じるとは皮肉なものです。
鰻鍋をさらうと、鰻雑炊がきました。 京都っぽい、京都ならでは!の食事。
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四条河原町を歩き、八坂神社へ。 提灯は寄進されたもので、芸妓さんのものも多い。 鍵善本店葛きり。
大阪千日前の自由軒へ。大阪のお店は少し変わっています。11時15分、20分開店というお店が多いのです。ここも11時20分開店。15分に行ってみると行列が出来始め並びました。時間にずらずらっと入店し、合い席当たり前であっという間に満席に。
おかみの髪型がバルーンのようでした。給仕のオバハンが注文間違いばかり。そのオバハンそれをカバーするかのように通り道の私の席のフォークの先を指でつまみ微妙にまっすぐに直したつもりで通り過ぎて行きました。う〜ん。フォークは使わずお箸で食べました。
オリジナルカレー。いちばんの人気商品。650円。夫婦善哉の織田作之助お気に入り。いわゆる家庭のカレー、具なしにして、白いご飯と混ぜたどろどろのもの。パラパラのカレー炒飯ではありません。中央に窪みをつけ生卵。カレーと卵の組み合わせを考えたのはこのお店だとか。 海老クリームコロッケ。洋食屋さんのトマトソースがおいしい。これでナポリタンスパゲッティ作ったらおいしいだろうな。
道頓堀、心斎橋を散歩。
これまた有名な人形。
動くかにです。 阪神淀屋橋から宇治へ。中書島まで普通料金でこんな車両に乗れます。「宇治に行くには?」と駅員さんに訊ねると「チュウショ○×で乗り換えてください。」という答え。漢字がわからない。
阪神宇治駅到着後、宇治市源氏物語ミュージアムへ。源氏物語の後半十帖は宇治を舞台にしているので造られた箱物。どうせならもっと専門的な中身が欲しい。 近道で川を渡ります。宇治川の上に架かる朝霧橋は映画、ドラマのロケに使われるとか。橋の向こう側に平等院鳳凰堂があります。 橋を渡りきったところで今来たほうをぱちり。まだここは中の島でもう一つ橋を渡ります。
平等院鳳凰堂到着です。 国宝阿弥陀如来が安置されており、ちょうど正面からお顔が見えるようにと丸窓があります。 屋根の両対に鳳凰があります。
入園600円、更に鳳凰堂に入るのに300円。鳳凰堂の中は人数制限で入り、生の解説を聞くことができます。現在は天蓋と台座が修理中で、奥の鳳翔館で見ることができます。鳳凰堂の中には雲中供養菩薩像(右の写真の白い壁に張り付いています。)が52体。うち26体は鳳翔館に飾られています。鳳凰堂の中、柱、天井は当時極彩色だったとか。
  阿弥陀如来坐像。 州浜のデザインは昔のまま。
JR宇治駅のほうに向かって行くと人気の和菓子屋「中村藤吉本店」があります。それまでまったく人通りがなかったのに、軒先から店舗に入ったとたん、行列。奥の喫茶は順番待ちでした。
お茶の前に売店で売られていた抹茶シフォンケーキ、後で覗いてみるともう売り切れていました。残念。ほうじ茶のシフォンケーキはありましたが…。抹茶の缶、抹茶羊羹を購入。
中村藤吉本店喫茶の生茶ゼリィ620円。あいにく生茶ゼリィは白玉、あんこ、アイスの下で隠れており見えませんが、たっぷり入っています。ゼリィは甘みなく硬過ぎずほどよいぷるぷる感で色もきれい。 藤吉本店の前にあるお店。パティシエ山川の抹茶のクグロフ680円。小豆入り。
シフォンケーキと違って、かなり重いケーキです。
大阪に戻ります。朝ちょっと寄った料理本専門店(波屋書房)に。またもや料理本コレクションの癖がでてしまい、8冊購入。書店の近くのお好み焼きや(ゆかり)へ。
ミックスモダン焼き。しばらく食べてから写真を撮り忘れたことに気付いた時にはこんな状態でした。 ミックスのネギ焼き。太目の青ネギ。ネギ焼きサイコー。 お店の人がソースとマヨネーズ、辛子をトッピング。
 
鰹節と青海苔でできあがり。
ソースが多過ぎました。
梅田駅のきざみうどんときつねうどんそれぞれ320円くらい。  
京都駅からバスに乗り、南禅寺へ。人気の三門です。これからあの2階に登ります。高さ22m。 急な階段を上って上層部分へ。五鳳楼と言われています。門の上とはいえぐるっと一周できます。京都の町並み、山々が見えます。 その奥の本殿は普通です。
インクライン。琵琶湖から京都への荷物を運ぶための琵琶湖疎水があり、ただしこの地域は高低差が急で船の行き来が不可能でその解決策のために造られた傾斜鉄道。そのまま船ごと運んだそうです。桜の名所とのこと。 【平安神宮 入り口へ】応天門。桓武天皇の平安遷都1100年を記念して、明治28年に創建された京都市民の祖神さま。 【入門して左手】この建物の奥には庭園への入り口があります。桜の木がたくさんあり、見事らしい。今回時期枯れ木ばかりのため中はパス。(もちろん入園料が必要。)
 
【門から入って正面】大極殿は平安京で政治をおこなう場所。当時の8分の5サイズで造られたのもです。 【入門して右手】  
清水寺へ。仁王門は入母屋造、桧皮葺きの楼門。平成15年の修復で室町後期の丹朱色が甦りました。門の両脇に仁王像が見張り役。右が三重の塔。 清水の舞台。
ここから飛び降りたつもりになれば
何でもできるはず。
少し回り込んで三重の塔もいっしょに。
道祖神。丸くなってかわいらしい。    
   
錦市場を散策。ちりめんじゃこ、生麩、京の漬物などおいしそう。その後、「乙羽」酢の物840円。 名物のむし寿司1,470円。持ち帰り用もあります。それも2種類あり、一つは紐を引っ張ると瞬間温められる容器入りです。 錦糸卵の下はきざみ穴子が敷き詰められています。
茶碗蒸し。610円。後から入店した老夫婦、ご主人がお鮨上2人前、茶碗蒸し2個、鯖寿し皮のとこ3切れとオーダー。皮のとこ?しばらくして運ばれてきたものを覗きみてみても鯖の握りか押し寿司のようでした。なんだったのかな。 京都駅に少し早めに着いたので中のお店で最後の一杯。串揚げ、鰊の炊いたもの、ほうれん草の胡麻和え、ゼンマイ煮。  
京都旅行の収穫物。料理の本は大阪で購入。
かづら清 46cm四方の風呂敷。 京都クラフトセンターで。 買い始めると止まらない。
この他にElle a tableも購入。
  タイで習ったカービング。日本版にも同様のものがあります。 沖縄ゆかりの著者の沖縄料理レシピあり。
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