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ブルガリア大使公邸Wine&Dine

日本旅行作家協会中東欧グループ、渡辺節子さん企画・主催による会です。

代々木八幡駅で友人と待ち合わせ、ブルガリア大使公邸へ向かう。梅雨の晴れ間の今日は快晴、暑い。駅からひたすら一本道を新宿方面に歩く。見つからず。さらに手持ちの地図の番地すら確認できず。和菓子屋さんで訊ね、やっと見つけた大使館。が、それにしても公邸はどこ…。道行き交う人もおらず。

しかたなく、休日なので大使館ピンポン。留守番らしき人が出てきて、 「右に行って、右に曲がってください。」と言う。(後になって考えたら、左に行って左に曲がったほうが近かった。)右に行っても、なかなか右に曲がれる道がない。さらに、どう見ても同じ目的地に行きそうな人たちを見つけ、声をかけつつ、時に説得しながら、桃太郎の如くグループになって進み、やっとたどり着く。ほっ。

ウェルカムドリンクのローズソーダ。

参加者が大学母校(どうも同窓生ばかりの会だったよう)の歌、ブルガリアの国歌、「ふるさと」を披露。

ゲオルギ・ヴァシレフ大使と、文化担当官ペタル・ニコラエフ氏。

日曜日、公邸を開放してくださるのは珍しいこと。大使の話。「EUに入りました。」というのが、ブルガリアでの流行語とのこと。ウィットに富んだ話をしてくださる。

続いて、ペタル氏の話。ソフィア大学、大阪外語大、大阪大学で学ぶ。3年間日本で勤務し、来月にはブルガリアに帰国。

ブルガリアは山が3割、バルカン山脈が走り、半島の名前はここから。人口約735万人(2011)、面積11万912ku(日本の約1/3)、2007年にEUに加盟。四季があるが湿気はない。言語はブルガリア語、文字はキリル文字でブルガリアが発祥の地。ここからロシアに伝わったのですね。

ブルガリアというば、琴欧州、ブルガリアワイン。9月15日から子どもたちの学校が始まる。ブドウの収穫を子どもたちが手伝ってから学期が始まるということ。

文化遺産…3万以上の文化遺産があり、ユネスコ世界文化遺産は7つ。

38の文化保存する地域、160の修道院、330の博物館、美術館

ブルガリアの諺/新しい日新しい運、朝は夜よりも賢い(大事な話は朝する)、賢い人はひとことだけで理解する(一を知って十を知る)、健康はいちばんの宝、水滴ひとつずつダムとなる(塵も積もれば山となる)、仲良いグループは山も持ち上げられる(百人寄れば文殊の知恵)。

 

民族音楽舞踊ダンチョ氏と石坂シロー氏

袋の下に笛が付いていて、口に当てておらずとも音が出ます。袋に空気を溜め、左脇と腕で袋を挟むことによって音が出る構造のよう。

 

↓ダンチョ氏はガドゥルカを奏でます。

 

モンゴルの馬頭琴に近いような感じです。

そして踊りだす石坂氏。

 

かわいらしい衣装。足を高く上げたり、ひねったり、かなりハードなダンス。

俄かダンサーたちが踊ります。踊らにゃそんそん♪

 

 

 

 

そしてお食事タイム!

奥のほうに進むとお料理の準備ができていました。レシピ付きなので作ってみたいものばかり。

ショプスカ・サラダはトマト、キュウリ、玉ネギ、チーズを盛り合わせたサラダ。

ひき肉とお米のサルミ(ブルガリア風ロールキャベツ)とキュフテ(グリル肉団子)

スネジャンカ(ヨーグルトのサラダ)キュウリ、にんにく、クルミ、ディルをヨーグルトで和える。デザートだけではないヨーグルト料理です。おつまみにもいいですね。

バニッツァ(チーズパイ)
フィロペーストリというパイ生地を使う。
バニラとミルクのパニッツァ(プリンパイ)、こちらはスイートで、あっという間になくなっていました。 キュフテ お決まりの
明治ブルガリアヨーグルト
  主催者渡辺氏と
テーブルコーディネータの方
ブルガリアワインは
しっかりとした味わい

ローズゼリー、ヨーグルトとローズジャム。ジャムは花びらのそのまま。5月の「国際バラショウ」でも見かけたようなゼリーです。

 

バラの花は薬膳でも使われます。

漢方の玫瑰花(マイライカ)は瘀血、気滞対策、すなわち血や気の流れをよくします。結果、痛みや腫瘍に効きます。ブルガリアの隣国のひとつはトルコ、トルコといえば、西欧と東洋の交じり合う場所、アジアに近い気がします。

庭、灯篭 庭、階段があり、下方に大使館 日本庭園もあったのですが
蚊がおり、撮影忘れる

民族衣装、絵が飾られています。刺繍はクロスステッチが基本。赤基調のかわいらしい民族調。ベルトはフエルトの素材。

→絵は、小さなタイルを貼り付けたようなものでしょうか。ブルガリアの宗教についてはブルガリア正教が主。

閉会

ダニエラさんは、シェフのいない公邸で、この日のために深夜まで料理の手伝い、当日ダンスの指導もしてくださりました。

退出時には、大使と記念撮影も、琴欧州の実物大パネルといっしょにフォーショットです。

今回、お土産付き。カレンダー、絵葉書、本「ミルクを食べる 肉を食べる」をいただく。日本では米、大豆でできた豆腐がローカルフードであるように、ブルガリアでは羊のミルク、豚肉がローカルフードということです。

 

ブルガリアの人々の親しみやすさ、優しさに触れ、訪ねてみたい国になりました。

おまけ:駅に向かう途中、代々木八幡神社があり、ふらり寄ってお参りしました。

茅の輪のくぐり方には作法があります。大山神社にも同様のものがありました。近隣の方の散歩コースのようで、わんちゃん連れの方も共にぐるぐるくぐっていました。こちらではてづくり市も開催されるようです。第一日曜のよう。

茅葺古代住居を檻の中に発見!

こんな都会の中、こんな家に住んでいた人がいたのですね。

代々木八幡遺跡と石器時代住居 正面鳥居 参道脇の木
すぐ横には山手通り。今後、代々木八幡に寄ることもないでしょう。
 
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